20230115

Cenju & Yahiko Neighborhood - Presented by DJ Highschool

Cenju & Yahiko Neighborhood - Presented by DJ Highschool

先行配信で話題のバウンシーな一枚がフィジカルで入荷です!

ぜひチェックください

Cenju & Yahiko Neighborhood - Presented by DJ Highschool

Shan2のBGMは決まってレゲエだ。たぶんロックステディが多い。10人ほどで満員になる店内には、十分すぎるほどの本格的なサウンド・システムが整っている。

『CAKEZ』に収録された“夜の帳 feat. OI & 仙人掌 prod. DJ HIGHSCHOOL”を聴けばわかるよう
に、レゲエはCENJUのエッセンスの1つだ。
UNKLE FISHが参加し、ラガフレイバーが前面に押し出された Tr.1「Barter」 で、CENJUとYAHIKOはルードに正しくそれが“偽物”か“本物”かを問いかける。
混ぜるのも禁止だ。快楽の追求に(やりすぎなまでに)本気な彼らにとってそれは圧倒的な判断基
準であると同時に、退屈な日常を極上に浄化させるユニークなものさしでもある。『Neighbor-
hood』にはそんな正気と狂気を行き来するような世界が広がる。
奇怪に脈動するバウンスが効いていて、不穏に浮遊感あふれ、ときにやさしいサウンドはDJ HIGHSCHOOLらしさ全開だ。D.U.O Tokyoから盟友ERAとOS3の客演も抜群である。
オーセンティックなスタイルを突き通しながら、詩を立体的に、まるで言葉たちに導かれるように組み立てていくYAHIKOのラップはヒップホップに不可欠。フロウを柔軟に操るCENJUのリリックはシニカルで容赦ないが、なによりも正直である。それからすこし深く踏み込んでいくと、極彩色に吸い込まれそうな日常がすぐ隣にあることがわかる。そして“リアルが条件”のストリートで生きてきた男は、ときに内省的に、普遍的な不安を吐露する。
だが、そういうときにも、家族は支えになる。Shan2に行けば、誇れる仲間たちに会える。
CHIYORIが「誰も咎めないよ もうとっくに」と歌い上げるように、
この作品がうつむいた顔をあげろと語りかけてくれる。






0 件のコメント:

コメントを投稿